工場屋根緑化
金属屋根の工場屋根緑化
折板屋根などの金属屋根は非常に熱を帯びやすく、夏場になると表面温度が
60~80℃にもなり、室内温度もそれにともなって上がってしまいます。
そこで金属屋根を緑化することによって、
表面温度は40℃くらいと低く抑えることができます。
金属屋根の表面温度が下がるのに伴い、
室内温度が下がりますので、空調の設定温度を
下げすぎなくても快適に過ごすことができるようになり、
エネルギーにかかっていたコストを削減することができます。
なおかつ作業員の作業能率はグッとあがります。
金属屋根緑化工法
これら、金属屋根に対応する屋根緑化として
「金属屋根緑化工法」があります。
金属屋根緑化工法は金属屋根に加重を
かけない屋上緑化ユニットシステムなので、
じかに土をまく工法よりも屋根材への負担が
少なく、植物のトレーを設置するだけと
とても簡単です。
金属屋根緑化工法で使用するVUS500(ベジルーフユニットシステム500)はこれまでのボルトで固定するユニットシステムと違い、連結クリップで施工できるのでトレー配置の際に工具はいらずとても簡単に設置することができます。
人工ゼオライト配合軽量培土を使用することで、雨水を均一に行き渡らせることができ、
人工ゼオライトによる土壌のpH、保肥性を
向上させるので、安定した植物の育成ができます。
土の表面は多孔質岩で覆うので表面の土の飛散を
防ぐことができます。
施工方法
- 屋根材の掃除を行い、屋根に異常がないことを確認し、
固定金具を折板屋根に接着します。 - 固定金具にレール(下地材)を固定します。
- トレーをレール間に固定します。
- 上からレールキャップを取り付けてしっかりと固定します。
金属屋根緑化のチェックポイント
金属屋根緑化は、施工の仕方によっては屋根を傷つけ、錆の発生・雨漏り・樋詰まりの原因になります。 重要な3チェック項目は注意して選定する必要があります。